09/05
Sunday
NHK番組「こころの時代」に出演します。
「伝説の裁判官」とよばれる木谷明さん。彼をモデルとしたマンガやドラマも制作された。被告人の話を徹底的に聞き、向き合う姿勢はいかにして生まれたか、その半生を聞く。 無罪判決を30件以上確定させたことで知られる元裁判官、木谷明さん83歳。信念としたのは「疑わしきは罰せず」。真犯人の処罰も同時に求められる刑事裁判で、えん罪こそ最大の不正義だと被告人の話を徹底的に聞き続けた。幼少期の体験、裁判官としての姿勢を形作った先輩との出会い、被告人からの裏切りと心の交流。神ならぬ人間が、人を裁く意味とはなにか、そして、つぐなうとは。
周防正行監督作品「それでもボクはやってない」(2007年公開)をご覧になりましたか? 痴漢の冤罪で実刑判決が確定してしまった男性を主人公に司法の問題点を正面から描いた素晴らしい映画でした。この主人公にとって、唯一救いとなった裁判官がいた。木谷明元裁判官がモデルになっています。生涯、疑わしきは罰せずを貫いた信じる人、木谷明さんに、小池が聞き手となってお話を伺いました。
(小池昌代)