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KOIKE 小池昌代

小池 昌代

1959年

東京都江東区深川で生まれる。父は祖父から引き継いだ材木店を経営。祖母、両親、妹と暮らす。

1965年

江東区立明治小学校入学。三年生の頃よりYMCAのピアノ教室へ通い始める。

1972年

江東区立深川第二中学入学。佐賀町に住んでいたバリトン歌手の門田公夫にピアノを習う。美術や文学にも造詣の深い先生で、レッスン室には文学書がぎっしりあった。山之口貘や梶井基次郎の作品に出会う。『檸檬』についての読書感想文で読書感想文コンクールに入選。初めての小説をこの頃、書く。

1975年

東京都立両国高校入学。ピアノを続けながらオーケストラ部にてビオラを弾き始める。

1982年

津田塾大学国際関係学科卒業。卒業後、株式会社判例タイムズ社にて、法律雑誌の編集の仕事に長く携わる。後に退職。

1986年

「詩とメルヘン」「抒情文芸」「ラ・メール」等に投稿。

1988年

第一詩集『水の町から歩きだして』(思潮社)刊行。

1989年

詩誌「ラ・メール」に投稿した詩によって、ラ・メール新人賞受賞。詩誌「Mignon」参加。

1991年

詩集『青果祭』(思潮社)刊行。

1997年

詩集『永遠に来ないバス』(思潮社)刊行。同詩集で、現代詩花椿賞受賞。

1999年

詩集『もっとも官能的な部屋』(書肆山田)刊行。同詩集で、高見順賞受賞。

2001年

エッセイ集『屋上への誘惑』(岩波書店)刊行。同書により、講談社エッセイ賞受賞。詩集『夜明け前十分』(思潮社)刊行。第六詩集『雨男、山男、豆をひく男』(新潮社)刊行。

2002年

詩・短歌・批評の同人誌「三蔵2」に参加。翻訳絵本「ゆきがふりはじめたら」(講談社)刊行。翻訳絵本「おおきなきかんしゃ、ちいさなきかんしゃ」(講談社)刊行。「現代詩手帖」投稿欄選者(倉橋健一と)。ユリイカ「今月の作品」選者(〜2003年)。

2003年

静岡・連詩の会に初参加(大岡信、四元康祐、ヘンク・ベルンレフ、ウィレム・ファン・トールンと)。『小池昌代詩集』(思潮社現代詩文庫)刊行。

2004年

短編集『感光生活』(筑摩書房)刊行。朝日新聞・書評委員(〜2007年)。日本経済新聞で、「詩歌のこだま」現代詩の部門を担当(〜2008年)。

2005年

詩集『対詩 詩と生活』(四元康佑と)刊行。エッセイ集『黒雲の下で卵をあたためる』(岩波書店)刊行。短編集『ルーガ』(講談社)刊行。オーストラリア・メルボルンの詩祭 in other words へ参加。絵本翻訳=『森の娘 マリア・シャプドレーヌ』[原作:ルイ・エモン/画:ライカ・クペイジック](岩波書店)、絵本翻訳=『どうぶつたちのオーケストラ』[文:イーロー・オーリンズ/絵:ティボル・ゲルゲイ](講談社)、絵本翻訳=『まんまるおつきさまをおいかけて』[ケビン・ヘンクス作](福音館書店)、韓成礼による韓国語訳で、選詩集が韓国で刊行。

2006年

詩集『地上を渡る声』(書肆山田)刊行。本をめぐる散文集『井戸の底に落ちた星』(みすず書房)刊行。リース・モートン英訳による Masayo koike Selected poems バガボンドプレスより刊行。

2007年

立教大学特任教授として、詩の講座などを受け持つ(〜2012年)。短編集『裁縫師』(角川書店)刊行。短編集『タタド』(新潮社)刊行。同書表題作で、川端康成文学賞受賞。絵本翻訳=『かかし』(シド・フライシュマン/ピーター・シス/ゴブリン書房)、わたしが子どもだったころ」(NHKBSハイビジョン)放映。八月、NHK週刊ブックレビューにて、「タタド」特集。Japanese Women Poets に、佐藤紘彰英訳/詩「永遠に来ないバス」他収録。別冊・詩の発見で「特集・小池昌代」

2008年

短編集『ことば汁』(中央公論新社)刊行。詩集『ババ、バサラ、サラバ』(本阿弥書店)刊行。同詩集で小野十三郎賞受賞。『屋上への誘惑』(光文社文庫)刊行。『ナイン・ストーリーズ・オブ・ゲンジ』(新潮社)に「浮舟」収録。編著・絵本『かがやけ詩』全5巻(あかね書房)。『小池昌代の感光劇場』(2008年1月18日/新宿・紀伊國屋サザンシアター)10月、ブラジルへ(「詩と建築のシンポジウム」)。「びーぐる」誌上にて、詩と絵の連載「シ・カラ・エ・カラ・シ」連載開始。十一月、東京ポエトリーフェスティバル参加。

2009年

長編『転生回遊女』(小学館)、編著『通勤電車でよむ詩集』(NHK出版)、林浩平、吉田文憲との共編著『生きのびろ、ことば』(三省堂)及び『やさしい現代詩』(三省堂)刊行。「銀座百点」にて、詩・エッセイ・カットを一頁に収めた、on one plate連載開始(〜2012年)。四月、NHKハイビジョン「世界一番紀行 世界で一番人がひしめきあう街」で、インド・コルカタを訪れる。帰国後、紀伊國屋書店渋谷店での「選書フェア/ことばが生まれるとき」会期中、毎日、一編ずつ詩を書き、店頭へ掲げた。コルカタという土地に触発されて書いたもの。取捨選択し、翌年、詩集『コルカタ』をまとめる。ブックギャラリー「ポポタム」にて、大竹昭子が主催するトークと朗読の会「カタリココ」に出演。同ギャラリーにて初のドローイング展開催。法政大学講師として韻文講義。

2010年

『わたしたちはまだ、その場所を知らない』(河出書房新社)刊行。NHK・BSテレビジョン「わたしが子どもだったころ――藤原新也」の番組内で、母親役として出演。『通勤電車でよむ詩集』中央公論社主催の新書大賞で9位。日本経済新聞にて入門講座「詩の魔力」連載。詩集『コルカタ』刊行。同詩集で、萩原朔太郎賞受賞。短編集『怪訝山』刊行。ロベール・クートラス作品集『僕の夜Mes Nuites』にクートラスをモデルにした掌編小説を書く。『日韓環境詩選集 地球は美しい』に書き下ろし「山陰」収録。NHK総合「課外授業 ようこそ、先輩」出演。韓国の檀國大学にて、World writer’s Festival参加。韓成礼による韓国語訳で『タタド』が韓国で刊行。第一回かつしか文学賞選考考員。小野十三郎賞選考委員。

2011年

長編『弦と響』(光文社)刊行。ユリイカ投稿欄「今月の作品」選者。日本近代文学館にて、「言葉を信じる」朗読会参加。キネマ旬報にて「読む、映画」連載(〜2012年)。「出版ダイジェスト」白水社の本棚「山姥の辞書」連載開始(〜2013年)。大竹昭子の呼びかけで震災後の朗読会「言葉のポトラック」に参加。書評をまとめた、『文字の導火線』(みすず書房)刊行。短編集『黒蜜』刊行。『自虐蒲団』(本阿弥書店)刊行。細野豊・中上哲夫/グレゴリー・サンブラーノ編集Poesia contemporanea del Japon 日本現代詩集 ロスアンデス大学事務局/アジア・アフリカ研究センター)に、「タンカクウカン」「箱」(スペイン語翻訳/三角明子 Akiko Misumi)収録される。NHKカルチャーラジオ 詩歌を楽しむ『詩を読んで生きる 現代詩入門』(NHK出版)刊行。

2012年

『建築と言葉』(河出書房新社/塚本由晴と共著)刊行。『厩橋』(角川書店)刊行。『一葉のポルトレ』(みすず書房)刊行。『ことば汁』中公文庫として刊行、『弦と響』光文社文庫として刊行。『転生回遊女』小学館文庫として刊行。詩「窓の声、光の声」(「地上を渡る声」より)が池辺晋一郎作曲により、東京混声合唱団定期演奏会にて初演。

2013年

詩のアンソロジー『おめでとう』(新潮社)刊行、『散文集 産屋』(清流出版)刊行。Masayo Koike, Shuntaro Tanikawa & Rin Ishigaki, translated by Leith Morton (VAGABOND PRESS) 刊行。第二回かつしか文学賞選考。江東区文化センターにて「東京・下町・文学逍遥」全6回の講師(〜2014年)。アントニオ・タブッキシンポジウム参加。声のライブラリー司会(二月/小池真理子、池井昌樹、青山七恵を迎えて。十一月/磯崎憲一郎、文月悠光を迎えて)。こまつ座第100回記念公演「頭痛 肩こり 樋口一葉」パンフレット「季刊 the座」に「お米と冷奴」を書く。VICE:photo issueに、詩「赤牛と質量」を書く(写真家・大橋仁とのコラボレーション)。